【学び読書】教養としての投資/奥野一成 著

自己育成・読書

今回、紹介するのは『ビジネスエリートになるための教養としての投資』という本である。

『ビジネスエリートになる』なんて枕詞を付けるくらい投資はビジネスに不可欠なんだという強い意思を感じる。

私も株式投資を始めて6年目になるが、投資をしていく中で様々な知識がついた思う。

世の中にはどんな企業があるのか、どんな業態があるのか、ご時世によってどう企業の評価が変わるのか。

投資はギャンブルだと思う人がいるけれども、違う。

全く違うとは言わない。

けれど、投資することで投資先の人に働いてもらいその収益の一部を還元してもらう。

どの企業に自分の資金を預けるのか、企業を調べ今の社会情勢と照らし合わせ未来を想像し、成長する企業を見つけ託す。

その過程を経てビジネス教養が身に付き、ビジネスエリートに至るのである。

そして、うまく投資ができることで自分の資産も増えていくのである。

投資家の思想を持って、世の中を勉強しよう。

書かれている内容(目次一部抜粋)

・投資はビジネスの最良の教科書である

   ~必要なのは総合力。いろんな知識・経験。知の総合格闘技。

・「投資」と「投機」は違う

   ~投資は「価値を見極める」、投機は「将来の価格を予想する」

・強靭な構造を持つ会社を選ぶ

   ~3つの要素。「高い付加価値」「高い参入障壁」「長期潮流」

この本からの学び

これまでのビジネスの歴史、会社との向き合い方に学びがある。

ただし、すべてが正解だとは言えない。

著者が書いていることをすべて実行するのであれば、投資する企業が限られてしまう。

例えば、自分が応援したいと考えある企業に投資するということについて懐疑的という文がある。

私としては応援したい企業であれば投資してもいいと思う。

投資が『知の総合格闘技』であるということには賛成である。

だからこそ、投資に絶対の正解はなく日々学び続けなければいけない。

この本は過去の事例、一投資家の考えとして心構えについて大きく賛同できるところがある。

しかしながら全てをマネする必要はないと思う。

ぜひ、自分でこの本を手に取り自分の意見をもってこの本と会話するように読書してほしい。

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